ツーリング記録 (2000/10/10〜2000/10/12)



2000/10/10〜2000/10/12にかけて休暇を取り、日光〜那須へとツーリングに行ってきた。そのときの記録である。というより、ただの忘備録だ。次回ツーリングやどなたかがツーリングに行く際の手助けになれば・・・。

準備             
取り敢えずだいたいのコースを地図を見て決定しておく。このへんはまぁ当然だろう。要所要所のポイントをピックアップし、順番とそれぞれの緯度経度を算出しておく。今回秘密兵器として、eTrex を持っていった。コレには、緯度経度をウェイポイントとして登録しておける。このウェイポイントを目的地とする行動が出来る。もっとも、カーナビのように地図が入っているわけではないので、目的とする場所に正しくついて居るかの判断や、目的地の方角を確認するくらいだ。バイクにおけるツーリングではこれだけでも全然違う。これとツーリングマップルのような地図とメモがあればほとんど迷うことはない。

佐野I.C.からのポイントとなる場所の緯度経度を求め、あらかじめ入力しておく。それと同じメモもプリントアウトして地図とセットにしておく。

その他、カメラ、三脚等のカメラ用品だ。カメラ本体とレンズは当然として、三脚、フィルター、レリーズ、フィルムは忘れないようにする。今回、フィルターとフィルムの一部を忘れだいぶ困った。レンズは極力荷物を減らすため、50mmf1.8と55mm〜200mmf5.6ズームを一本だけにした。

高速道路移動中に音楽を聴くために、mp3プレーヤにデータを入れておく。ヘルメットして音楽を聴く、というのは異論はあろうが、高速道路上では聴きながら歌を歌うのである。どーせ誰にも聞こえないし、居眠り運転防止の為にも。今回はレートを通常の128kbitからわざと48kbitまで落として転送する。ここまで落とすと64MBにかなりの曲数がはいる。用意したのは64MBと16MBのスマートメディアだ。が、なんと64MBのほうを持ってでるのを忘れてしまったのだ。大泉までいったあたりで忘れたのを思い出した。結局16MBだけで我慢。そうそう、この手のヘッドホン(?)は極力小さいほうがいい。ちょっとでも大きいモノを使うとヘルメットをした際当たって痛い。今回持っていったのは少々大きかった。

一日目                
夜明けまえに出かけようかと思っていたのだがさほど距離も無いので0620に起き0730に出発する。取り敢えず大泉から外環に乗ることにし、新青梅街道をひたすら走る。前日、ZON氏にも確認をしたのだが、この時間の新青梅街道は車が多い。我慢しなんとか大泉周辺・・・。外環入口が見つからない。うっかりした。eTrexも現地の緯度経度はうちこんでおいたのだがまさか大泉の入口ではまるとは。大泉駅周辺をうろうろうろうろしたあげくやっと見つける。というより、なんでみつかんないの? > 俺。

やっとのことで外環(自二400円)にのると事故渋滞の表示が・・・。さきが思いやられる。まぁ外環は道路も奇麗だし、大した影響もなく事故を回避。と、またしても事故渋滞の表示が。いいかげんにせいよ。朝っぱらから迷惑このうえない。

川口JCTから東北道にはいる。蓮田SAで一旦とまり荷物点検。と休憩。さらに北上を続け、羽生PAでさらに停止。佐野藤岡I.Cで降りる予定だったのでその準備だ。このあたりでガソリンが心配になって来る。X4は燃料計が一応ついては居るんだが(いいかげんだけど)5つあるインジケータが残り二つになると非常に心配になって来る。残り一つになって表示が明るくなるとリザーブになる。出来ればリザーブにはしたく無い。

ということで、佐野藤岡I.Cで降りた直後で給油。7.5リッター入る。7.5??。タンク容量15の半分? まだ走れるじゃんか。などと思いながらもさきへと進む。この辺からeTrexの本領発揮である。交差点を迷うことなく右左折。って、迷うほど交差点が無いのだ。

飛駒という地区に来ると交通量もほとんどなく快適だ。飛駒から近沢林道という道に入る。林道とはいえ舗装路であり意外と走りやすい。さらに牛の沢出原林道を抜け、県道200号を北上する。この辺に来るとなにもない。ただ走るだけでなーんにもない。大荷場木浦沢林道にはいる。この道も舗装路だがかなり厳しい道である。車一台分道幅の上、所々崩れて居たりもする。路面も濡れて居てよく滑る。倒けはしなかったもののなんどもリヤが滑って居た気がする。気のせいかな。

この林道は山の神というところで県道15号にでる。ところが林道出口に看板がたって居るのだ。振り返って看板を見ると「全面通行止」!!。をぃ。入口にはそんなもの無かったぞ。たぶん。いや、気がつかなかっただけかも。でも出口は道路を塞ぐようにしっかりたってたのに・・・。道理で対向車は一台もいないし、路面は荒れてるわけだ。ここから、前日光林道に入ろうとしたら、ここも全面通行止。たぶんいけるとは思うが、さすがに諦めて粕尾峠を抜けて足尾へ向かう。足尾から国道122号を北上し細尾からいろは坂へと向かう。このあたりで再び燃料が不安になる。平気だとは思うが先があるのでここで給油。5.7リッター入る。たいしたことはない。第二いろは坂を明智平まで登る。対向車がいないのはいいが、そもそも他の車がのろいので結構のんびりになる。まぁ大抵の車は後ろにバイクがついた時点で前に行かせてくれるが。あまりひどいのがいた場合は有無を言わさず突破。さすがに前のGB250とはちがい、凄まじいパワーによりあっという間に追い越せる。X4のこの低域におけるトルクはある意味凶悪だ。実際今までまだ一度も思いっきりアクセルをあけて走ったことがない。そんなことしなくても十分パワーが出ている。逆に速度を出すとそれなりに辛いけどね。

中途半端な時間になってしまったので、華厳の滝なんぞを見に行って見る。ほとんど小学校の修学旅行の気分。

中禅寺湖でしばし休憩と撮影をしたのち、日本ロマンティック街道とやらを走る。しかしこのネーミングセンス、なんとかならんのかね。宿は戦場が原へ向かう道の入口あたりにある。場所だけ確認して、このまま走って見る。竜頭の滝の上のあたりはいい紅葉をしている。このへんでしばし撮影をする。

写真1 写真2

1600時を回った時点で宿へと向かう。一日目の宿はツーリングマップルに乗って居た、幸の湖荘という宿だ。 地方職員共済組合の宿だそうだ。風呂は24時間入れる。取り敢えず着いてすぐに入り夜中にまた入りにいったりした。全体的に雰囲気は悪く無いところだった。場所もわかりやすいし。

二日目                

食事をした後、0900時くらいに出発する。ちみなに宿代は11k強であった。第一いろは坂を下り、日光駅方面へと向かう。輪王寺のあたりでしばし悩む。東照宮に行くかどうかで。霧降高原へ向かうみちのところでぼーっとしてたら、原付きに乗ったおっちやんが、道を教えてくれた。一応お礼はいって見たものの、べつに道で悩んで居たわけじゃなくて、東照宮へ行くかどうかで悩んで居たんだが・・・。結局東照宮はいかず、そのまま霧降高原へと向かう。霧降滝の写真をとり、霧降高原道路へと入る。ここは有料で自二930円である。もっとも普通車と同じだが。その分なかなか走りやすい道路・・・、ぢゃないんだ。これがまた。霧降という名の通り霧がでる。走りづらい。だめじゃん。

そうこうするうちに大笹牧場へとつく。ここで牛乳をのむ。これがうまい。んー、こういう牛乳は売って無いんだよなぁ。いろいろおみやげ類をここで買い込み、そのままヤマトで送ってもらう。何分バイクだと積めないし、でも会社とかに持っていかないといけない分もあるし、ということだ。

さらに北上ほ続け、栗山温泉から西へと向かう。川俣ダムの瀬戸合峡でしばし写真。このあたりは道路の下が断崖絶壁で高度も高いのでなかなかすばらしい景色である。スピードを出すと恐い。おちたらまっさかさまかー、などと考えてしまう。さらに奥にある間欠泉を見たかったのだが、ガソリン残量が気になる。なにもないところで、この先スタンドがあるかどうかも分からない。諦めて引き返すことにする。再び栗山温泉でガソリンを入れる。6.76リッターであった。十分いけるだけのガソリンはあった気がする。

川治温泉を抜け、田塩もみじラインにはいる。ここも有料で自二420円。道としては非常に走りやすい道だ。だが、このあたりになると、左手が辛い。X4に限らないと思うが大排気量の単車はクラッチが重い気がする。まぁそれなりのパワーを伝えなければならないのでクラッチもそれなりのモノを使わざるを得ないからではあるのだろうが・・・。いいかげん左手がつらくなっているのだ。

塩原から会津東街道を東に向かう。途中道の駅塩原で休憩。なにもないがぼーっとする。ソフトクリーム食べたりして。このへんからやたら話しかけられる。「でかいねー。」「何CC?」それも決まってオヤジ殿。できれば若いねーちゃんに話しかけられたいなぁ、などとアホなことを考えて見たりもする。道の駅から県道30号を北上。

広谷地から那須方面にはいる。このへんでeTrexのポイント設定をミスして目的地の矢印があさっての方向を差し、悩んでしまう。殺生岩に行き、しばし眺めて見たりする。ここから先は有料道路のため明日に回す。しばらく周辺をうろうろした後宿に向かう。1500時着であった。早すぎ。宿は健康保険の保養所でとにかく安い。奇麗な宿でいいんだが、やはり家族客が多い。平日なのでがきんちょは居ないが・・・。一人でうろうろしてると結構目立つ気がする。気がするだけだと思うけど。時間が早かったので一人だけの風呂でのんびりする。

三日目                

朝食をとり、0830時に出発する。 ひとまず那須岳に向かう。ここはボルケーノハイウェイとやらで有料道路である。自二260円だ。一気に上り展望台で写真をとりちょっと戻りロープウェイで山頂へと向かう。ちょっと歩くだけのつもりが延々と歩いてしまう。結構それなりの山でしかも、岩場が多く、がれて居たりもする。4,5kmは歩いたであろうか。反対側の噴気孔まで見に行ってしまった。バイク用のブーツで歩くところではない。帰りのロープウェイに乗る頃には、右足にはくつづれができていた。痛い・・・。絆創膏を張り水分を補給し、軽食をとってさきへと進・・・む、前にガソリンが心配である。一度那須温泉方面へと下り給油。6.75リッターである。再度那須岳へと上り・・・あ、また260円ね。あほだ。那須甲子道路へと入る。自二930円だ。案の定ガソリンスタンドは無かった。

この道路は非常に走りやすい。何も無いがカーブもゆったりして居てそれなりの速度でも気持ちよく曲がれる。新甲子温泉から白河I.C方面ほと向かう。このあたりまで来ると何も無い。大して面白くもない。ということで一気に白河I.Cにいき、東北道へと入る。あとはひたすら東京方面へと向かうだけである。那須高原SAで荷物確認をし、さらに南下。途中ちょっと速度をあげて見たりもして。おとなしく、ぬうわkm/hで巡航して見たりする。GBと違いこの速度域でも結構落ち着いて走れる。振動はそれなりに来るけど。結局全体的には、ぬふわkm/hではしる。そろそろガソリンが気になるが佐野SAまで向かう。佐野SAで給油(8.51リッター)。

ひたすら南下。蓮田SAは工事中で落ち着かないのでそうそうに出発。帰りは外環には入らずそのまま首都高にはいる。が、首都高はげろ混み。バイクの利点を生かしてがんがん進む。かなり無理した走りをしていた気がする。首都高新宿で一度おり、ヨドバシカメラにてフィルムを出して再度首都高へ。中央道八王子で降りて帰宅。1900時着であった。さすがに高速道路ばかりは疲れるし、面白く無い。排ガスもひどいし。

走向記録は以下のとおりである。

総走行距離 720(km)
消費ガソリン 43.89(リットル)
燃費 16.4(km/リットル)

そんなにひどい燃費でもない。きにしすぎなのであろうか。まぁもうちょっとタンク容量があれば気にしないで走れるんだが・・・。今回のロングツーリングはそれなりに楽しかった。いつもだけど。次回のロングは金沢方面にいって見たいなー、などと思って居る。