さぁぶとクロックアップ

私がクロックアップというものを一番最初にやったのは、かれこれ 7,8年前になります。あの当時EPSONのPC-386VRという 機種をDOSで使用していました。主にゲームとユーティリティ開発が目的でした。

クロックアップ以前にもいろいろ手を入れており、最初HDDはSASI(というかST-506)で NECのD5126などの20MBや40MBのHDDをむき出しで繋いで使っていたりしていました。 そのうち、クロックアップしようと思いつき、標準でついているオシレータを取り外し 高い周波数のオシレータに交換するということを始めました。 もともとPC-386VRは16MHz動作であるので20MHz程度で動作させていたはずです。 EPSON機は当時のNEC機とは異なり、システムクロックとCPUクロックが分離されていたので クロックアップは簡単でした。

そのうち今は無きASCIInet内でCyrixがCx486SLCという 386SX互換チップを作ったという話が流れ、ほんださんという方(TheBASIC誌などでクロックアップ の記事を書かれていた方)が個人輸入されるということで、それに乗せて頂き一足早く石を入手出来ることとなりました。 (ほんださんにはこれ以外にもデータシートや単車などでもいろいろお世話になりました)。

この486SLCという石は、386SXとpin互換であり、パッケージ形状も100pinのQFPであり、 素人にはなかなか半田づけが厳しいものがありますが、汗をかきながらもなんとか交換した 記憶が有ります。この交換の後、クロックもさらに上げ、24MHzで稼働させていました。 さいわいな事に、このクロックのままいまだに問題なく使用できていますし、DOS専用機で 使っています(DOSマシンがないと困るんです(笑))


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